訪問調査 内容 問題等
面接 対象者にヒアリングを実施し、調査票は調査員が記入 調査地区を設定するエリアサンプルが主となる。
留置 対象者にアンケート調査票を配布し、対象が記入後、郵送又は郵送で回収 顧客への訪問による方法
留置・面接併用 上記の併用(対象者が不在の可能性が高い場合)
郵送 アンケート調査票を郵送で配布、郵送で回収 対象者の住所などの情報が必要による。
会場テスト 通行人を会場に誘導して行う方法と、事前に対象者を選定しておき、当日、会場に来てもらう方法がある。
インタビュー調査に適している。
製品テスト、使用実態、評価に利用される。
電話 RDD法が主に。コンピュータが選んだ番号に電話をかけてオペレーター又はコンピュータの音声によって調査を行う。 固定電話を有していない世帯が増加、電話に出た人への調査になるケースが多い。
新聞社の世論調査で使用されているが、ガバレッジ誤差が大きい。
インターネットモニター 登録されたモニターに対してメールで調査協力を要請し、ブラウザ上で回答する。 モニター会員を多く有する専門調査会社がある。モニターに偏りがありガバレッジ誤差が大きい。
街頭、店頭(出口) 通行人に依頼し会場へと誘導して行う調査
来店客や展示会参加者に依頼して行う調査
通行人を会場へ誘導することは難しい。その場でのアンケート依頼は問題なく実施できる。
観察
行動観察調査(エスノグラフィ)
実際に生活者の行動を“見る”“観察する”ことにより、無意識行動の背景に潜む、インサイトおよび、本人が気づいていない行動の背景にある深層心理を探る調査 非常に時間がかかる。

調査対象の抽出方法

2段抽出法 家計調査を行うのに、初めに調査区を抽出し、次に、抽出された調査区の中から世帯を抽出するという方法が2段抽出法の一例である。
層化抽出法 調査地点が、特定の性格や地域に偏らず、できるだけ全体のよい代表になるようにするため行う。たとえば、各市町村を層とし、人口に基づき、調査地点を配分すること。
層化2段抽出法 上記の組み合わせで抽出する方法で、世論調査では、全国の縮図になるように300~500の調査区(国勢調査小調査区、選挙の場合は投票区)を選び、各地区から8~20人を選んで実施される。
単純無作為抽出法 最も信頼が高い方法で、母集団から無作為(乱数表を用いて抽出、等間隔で抽出)に行う。

自治体調査の場合はこの方法が用いられる。

全数調査 企業調査においては名簿がある場合、対象市町村、団体の全てを抽出して行う。